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2003.01.28 (Tue)

吉原理恵子(よしはら りえこ)

小説JUNE2号『ナルシスト』でデビュー。
双子の兄の、死してなお弟を支配する狂気を書いた作品で、『ナルシスト』というタイトルどおり、
兄の弟に対する凄絶な執着は、短編ながらその後の「別冊ぱふ」にて「執着心を描かせたら
天下一品」と言わしめた吉原氏の傾向を示している。

私は鬼畜は好きだけど、下品なのは苦手だ。
しかし吉原氏の描く、確信犯的エゴイストな鬼畜ぶりは妙に愛しい。
そして、エゴイスティックな鬼畜の対なる「受」は男としての矜持を失わず、
ぎりぎりの所で持ちこたえもするし、開き直りもする。ある意味、懐が深いともいえるかもしれない。

「ねっとり」と「濃く」「リアル」な男たち――間違っても「女の子な男の子」は書かない作家である。
人間同士の矜持を賭けるようなぶつかり合いを苦手としない人ならば、必読の価値あり。
シリアス、コメディとあるが、ハズレはないと思う。
代表作として『間の楔』『幼馴染み』『渇愛』『二重螺旋』など。



吉原理恵子/作者略歴
間の楔
銀のレクイエム

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

23:25  |  吉原理恵子  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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